【2012年の沖縄旅行・2日目編その2】社会科見学! [沖縄の話]
沖縄旅行2日目の午後は「社会科見学」です。
弟くんが
「夏休みの宿題に沖縄の基地問題についてまとめたい」
なんてことを言い出したので、せっかく沖縄に来たんだし、
ちょうどオスプレイのことなんかで新聞を賑わしているし、
これはいい機会だから、じっくりと基地について考える時間を
作ろうかなと思い、基地めぐりをしました。
まず向かったのはこちら、北谷にあるホテルからは車で15分ほどのところにある
普天間飛行場です。
海兵隊の施設だったんですね。
金網とこんな警告があちこちに。
すぐ横には保育園。
というか、普天間飛行場は住宅街、商店街のど真ん中にあるんですね。
金網フェンスの向こう側は木で覆われていて、滑走路とかは見えなかったし、
このあたりにいた20分ほどの間に飛行機の離着陸はなかったので実際に
耳にしたわけではありませんが、すごい音がする、生活に支障があるっていうのは
容易に想像できました。
騒音とともに心配なのがやはり事故。
何かあった時の被害の大きさを考えると、このエリアで生活している人たちの
不安や苦労は想像に難くありませんね。
普天間飛行場をあとにして向かったのはこちら、「道の駅かでな」です。
道の駅の3Fの展望スペースからは隣にある嘉手納基地が一望できます。
展望スペースにはフジテレビや日テレのカメラクルーが来ていましたが、
オスプレイ配置にはまだ日があるはずだったんだけど、何か動きがあったのかな?
翌日の新聞には特に関連する記事はなかったけど。
普天間飛行場とは違って、嘉手納基地では演習なのか、次から次へと軍用機や
戦闘機が離着陸を繰り返していました。
30分ほどの間に20機くらいが離陸しては着陸しての繰り返し。
しかもその音のすごさと言ったらもう。
これを毎日毎日こんなに頻繁に聞かされたらたまんないですね。
2Fは展示スペースでした。
ここでも嘉手納基地やその他の沖縄にある基地について学べます。
タッチアンドゴー、目の前でやってましたね。
年間延べ18,000機って・・・・。
ということだそうです。
確かに、基地がどーんとあるために直線距離だとそんなに離れていないところを
ぐるーっと迂回しなきゃいけないシーンって結構ありましたね。
先に立ち寄った普天間飛行場ではこんな事故も。
あの立地で事故を想像するとホントに怖いなぁって思います。
こちらは嘉手納基地に関連する事件・事故をまとめたもの。
米兵が起こした犯罪や戦闘機の事故など全部で18件。
沖縄県内だとさらに数は増えますよね。
特にここ数年は米兵による犯罪が増えているような。
うーん、やっぱ不安がどんどん増していきますね。
これは戦闘機とジャンボジェット旅客機、トラックの騒音の聞き比べコーナー。
ジャンボジェットだって空港とか近くで聞くと相当な音がしますが、戦闘機に
比べればホントにかわいいものだってことがわかります。
1Fには終戦記念日間近だったからか、平和をテーマにした展覧会的な催しが。
小学生の作文には心揺さぶられるものもありました。
何はともあれ、平和な世界であることが一番ですね。
普天間飛行場や嘉手納基地を見て、おねえちゃんも弟くんも何か感じるものは
あったみたいですね。
沖縄から帰ってきた後も、オスプレイや普天間移転のニュースには敏感に
反応していました。
ホントにちょこっと垣間見ただけの基地問題でしたが、これからも関心を持ち続けて
くれたらいいですね。
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