石神井公園ふるさと文化館! [お出かけ]
3月末に石神井公園の隣にオープンした
『石神井公園ふるさと文化館』に行ってきました。
結構立派な建物。
館内の展示も期待していた以上におもしろかったです。
入口横には休憩コーナー「エン座」があって、うどんや
おそばが食べられます。
今日はお昼ご飯を食べた後だったので、今度食べて
みましょうか。
1Fは「わがまち練馬情報コーナー」。
練馬の歴史紹介や伝統工芸品、名産品などが
展示されています。
よかったのはこれ。
木の枝や落ち葉を使っていろいろな動物を作っています。
これはクワガタ。
で、作り方が書いてあるカードが置いてあって、自由に
持って帰れます。
すぐ隣の石神井公園で材料を集めて作りたくなりますね。
で、1Fはさらっと流して2Fへ。
常設展示室では土器や練馬大根の資料、歴史、昔の
生活の様子が学べる展示をしています。
土器。これみんな本物です。
パズルに挑戦。
2人がかりでなんとか3分以内で完成させました。
これは縄文土器。
練馬区には縄文時代の遺跡がこんなにあるんだそうです。
うちのすぐ近くにもありますね。
これは弥生式土器。
弥生時代の遺跡はこれくらい。
ぐっと数が減っちゃうんですねぇ。
不思議。
住む人が減ったのでしょうか?
これは奈良・平安時代の土器。
で、その時代の遺跡。
縄文~平安時代までを合わせると結構な数になりますねぇ。
練馬大根を干してます。
もちろん、模型です。
巨大な樽。
この中を覗くと・・・・
こんな風になってます。
あれ?こっちから覗いているのに、向こうの穴に
自分たちの顔が・・・・。
こうやって覗いていると・・・・
向こうの穴に自分の顔?
なんのことはない、向こう側は鏡になっていたのです。
でもこれ、最初はびっくりしますね。
いい仕掛けかも。
歳時記コーナーではカブトも。
うちのに似てますな。
練馬と言えばアニメの街。
アニメコーナーです。
年表を見ると、いろいろなことがわかります。
練馬のアニメの歴史は1935年に始まります。
このあたりから手塚治虫さんの名前が出てきます。
「あしたのジョー」が虫プロ作品だって初めて知りました。
「銀河鉄道999」なんてのも出てきますね。
松本零士さんは今でも大泉学園に住んでますね。
石神井公園がモデルになっているマンガや小説です。
壇 一雄さんは石神井公園のすぐ横に家がありましたね。
今は壇 ふみさんが住んでいるのかな?
「課長島耕作」で石神井公園の風景や街並みがよく出てきます。
これ以外にも、あだち充さんのマンガでもよくでてきますよね。
ミスチルの桜井さんは石神井公園の池の周りをジョギングして
いるときに浮かんだメロディーを歌にしたこともあるそうな。
「Tomorrow Never Knows」だったっけ?
で、これがアニメーション撮影台。
この台でこんな作品が撮影されたそうです。
歴史トピックスコーナーの第二次世界大戦のところで、
防毒マスクがありましたが、これ、果たしてホントに
機能したのでしょうか???
ここからは昭和の生活コーナー。
大体1960年代から1970年代前半の庶民の生活の
様子がわかります。
「江戸東京たてもの園」みたいな感じでしょうか。
1963年の物価。
平均の月給が30,604円。
牛乳瓶1本が18円、銭湯が23円という値段からすると、
玉子10個が245円って高いですね。
婦人用靴下も350円。中国製が入ってくる前なんでしょうね。
電気製品も庶民の高値の花ですね。
大泉学園の分譲団地のパンフレット。
土地代が65坪で約70万円、建築費が約15坪で58万円、
設備費などを含めた合計で約138万円。
平均年収の約4倍くらい。
まぁこんなもんでしょうか。
土地の広さからすると安く感じますね。
としまえんです。
開園当初は大きい池があったんですね。
ミゼット。
一度乗ってみたいです。
赤い公衆電話。
びっくりしたのは、お姉ちゃんが
「この電話、どうやってかけるの?」
って聞いてきたこと。
そうか、ダイヤル式の電話は使ったことないもんね。
使い方を教えると面白そうに何度もダイヤルしてました。
昔の石神井公園駅。
今はずいぶん変わりましたね。
こんな交番も懐かしいです。
民家がありました。
洗濯機。
昔は脱水機能はなかったですもんね。
お茶の間。
おねえちゃんがカレンダーをめくってます。
ビクターのカレンダーですが、懐メロな方々が。
これは青江美奈。
フランク永井(なぜゴルフ?)に、
佐良直美と三田 明、
森 進一、
鶴田浩二。
当時のスターだったんですねぇ。
箪笥の上にはなつかしい黒電話。
電電公社のマークがなつかしいですな。
大阪万博の「太陽の塔」の模型も。
そしてどこかの信用組合が預金客に配っていたと
思われる万博の手帳も。
「ソ連館」っていうのも時代を感じさせますね。
この手帳の所有者のメモ書きがあります。
スタンプも押されてます。
よく提供してくれましたね、これ。
国内展示館のリスト。
電機メーカーだと、松下、三菱、日立、東芝、サンヨー、
富士グループなんかが出展してます。
ソニーのICラジオ。
これ、動くのかなぁ。
三面鏡ですが、ここに個人的に非常に懐かしいものが。
資生堂のクレンジングクリーム。
これ、金色の塗装がはげてますが、このクリームは
うちの母親がずっと使っていたものでした。
ふたを開けた時の匂いまで思い出しちゃいました。
昔の掃除機はこんな形してましたよね。
よくこれにまたがって遊んでました。
もちろん、怒られましたけど。
常設展示コーナーを出て、同じ2Fにある「照姫まつり
写真パネル展」へ。
今年は4/25(日)ですね。
残念ながら予定があるので今年も見に行けません。
で、今年の時代行列の出演者たちのパネルが展示されて
いるのですが・・・・・・
あれ?これって2年前のやつじゃん!
下には時代行列に出演した100名の集合写真が!
ここには・・・・・
お姉ちゃんと、
僕が写ってますね。
2年前に参加した時のこと、すっかり忘れてましたが、
ひさびさに思い出しちゃいました。
またいつか参加してみたいですねぇ。
ふるさと文化館の隣にある「池淵史跡公園」にはこんな建物が。
「旧内田家住宅」というもので、明治20年代初めに練馬区中村
に建てられた茅葺き屋根の民家を移築したんだそうです。
よく残ってましたねぇ、これ。
土間の横にある井戸。
昔、うちの実家の庭にもありましたね。
夏は冷たい水が気持ちよかったなぁ。
土間にはかまどが。
板間。
板間にはいろりがあります。
いろりって癒されますね。
うちにも欲しいなぁ。
上座敷と下座敷。
下座敷では飲食も可能です。
こういう廊下っていいですねぇ。
昔はこういう造りの家が多かった気がします。
玄関脇の縁側です。
いいなぁ、やっぱりこういうの。
都会ではむりですかね、こういうおうち。
とまぁ、ざっと写真で紹介しましたが、この文化館を建てる
ということは随分前から聞いていましたが、正直あまり期待
していなかったのです。
みごと期待を裏切ってくれましたね。
これは区民であれば一度は足を運んだ方がいいでしょう。
おススメです!
ふるさと文化館の帰りに、「はらドーナッツ」へ。
神戸の老舗「原とうふ店」の豆乳とおからを使った
"安心おやつ"が売りのドーナッツ屋さん。
今まで聞いたことがなかったのですが、全国展開
しているお店だったんですね。
おねえちゃんは「はらドーナッツ」、弟くんは「シナモン」、
僕は「丹波黒豆きなこ」を注文。
その場で食べてみましたが、これ、めちゃくちゃうまい!
はらドーナッツはできたてだったみたいで、ほくほくして
ました。
ミスタードーナツは嫌い、と言っていたこどもたちも
「これ、おいしい!!!」
を連発。
あまりにもおいしかったので、お店の方に聞いたところ
去年の4月に開店していたんだそうです。
そうか、今まで知らなくて損した。
これからはちょくちょく寄らせていただきます。
ふるさと文化館といい、はらドーナッツといい、今日は
いい出会いが2つもあって得した気分でした~。
ココってもうオープンしてたんですね♪
ウチから子連れ自転車でも20分くらいだし、
出掛けてみましょうかね??
by かつぽん (2010-04-19 16:42)
かつぽんさん
ここ、ホントにおススメです。
「ミニ江戸東京たてもの園」ですよ。
しかも無料で。
ぜひ一度!
by かつお (2010-04-25 01:10)